【解像度】意外と知らない?1080iと1080pの違いについて【モニタ】
【解像度】意外と知らない?1080iと1080pの違いについて【モニタ】
モニタやキャプチャーボードを買おうと思って解像度を見ていると1080iとか1080pという表記があるけどよくわからない!意味不明!という方向けの記事です。
ただ、お前誰だよってって感じですよね。
なのでまずは軽く自己紹介させてください
自己紹介。
僕、グンマのヤマネコ(@gunmanoyamaneko)は普段、パソコンショップの店員をしています。
なので、その知識が活かせればと思ってこの記事を書いています。
というわけで本題です。
本記事の内容
- iとpの違いとは
- そもそも1080の数字とは?
- 脱線:HDやフルハイビジョンってなんだろう
- 今回の記事のまとめ
iとpの違いについて
結論:iはインターレース走査の略、pはプログレッシブ方式の略です。
1080に関しては後述します。
それぞれの頭文字
- インターレース走査の頭文字でi
- プログレッシブ操作の頭文字でp
インターレース走査とは
間を編むという意味でインターはカーテンを編むような意味だそうです。
糸のように線で上から順に転送していき、画像を表示させます。
画像引用:EIZO
プログレッシブ方式とは
画像をまるっきり送る方法なので、順にではなく一気に画像一枚を表示させる方法です。
画像引用:EIZO
時代の流れとともにインターレース走査からプログレッシブへ変化していった模様
アナログ時代にはインターレース走査での技術が必要でそれを初期デジタルのころにも
使ってはいたが技術が進歩してプログレッシブ方式で出せるようになったってことですね。
線で表示してたのを絵で表示できるようになったということなんですね。
当然線で表示するよりも絵で表示した方が画質は自然とよくなります。
そもそも1080の数字とは?
画面の縦のピクセル数です。
1920×1080がフルHDとかよく聞きますよね。
1920×1080とかはピクセルがその数並んでるということです。
ピクセルってなに?
ピクセル=画素
色情報を持つ最小単位のことだそうです。
脱線:HDやフルハイビジョンってなんだろう
HDとはHigh Definitionの略です。
NHKが自ら開発したハイビジョンと以前からあったMUSE方式を統一して、「高品位テレビ」の英訳として”High Definition Television”という言葉を使って欧米で精力的な標準化活動を続けたとのこと
HDの語源はここから来ている可能性が高そうですね。
1920×1080をそのまま再生出来るものに、各メーカが差別化を図るため便宜上付けたのがフルHD
フルHDはメーカーによってそれぞれ呼び名が異なるそうです。
- パナソニック|フルHD
- 東芝|フルHD
- ソニー|Full HD 1080
- シャープ|フルスペックハイビジョン
- 日立|1080 FULL HD
- ビクター|Full Hi-Vision
フルハイビジョンとは
フルハイビジョンというのはハイビジョンの最高画質1920×1080の解像度でそのまま出力できるテレビのことを指すそうです。
今でこそ4Kのデジタル放送が始まっておりますが、元々地デジは1440×1080なのでその当時の地デジはフルハイビジョンではなかったみたいですね。
この記事のまとめ
- 1080は縦のピクセル(画素)の数
- フルハイビジョンは1920×1080の解像度でそのまま再生できる技術
- 1080iのiはインターレース走査の略でインターレース走査は線で表示するような技術
- 1080pのpはプログレッシブ方式の略で上から順番に表示する方式つまり絵で表示するような技術
- 線で表示するよりも絵で表示できたほうが当然綺麗な映像になりやすい。
参考にしたサイト
ハイビジョンとHD – 佐助の部屋
ハイビジョン – Wikipedia
フルハイビジョン – ハミングヘッズ
コメント
めちゃめちゃわかりにくかったです
私はこのサイトで理解できましたhttps://news.mynavi.jp/article/chideji-93/
精進します。ご意見ありがとうございます
HDMI-コンポジット変換変換でBDレコーダー(デジタル)をアナログにして録画した場合、輪郭線がギザギザになるときがよくあります。このとき送信側のレコーダーを1080iにしたら、1080よりも(たぶん1080pだと思いますが)きれいに輪郭線が出たと言うことがあります。どういう違いなのでしょう。アナログ技術ってことですかね。
動画の綺麗さもまた別にあるようなので、そうなる場合もあるようです。
[…] 【解像度】意外と知らない?1080iと1080pの違いについて【モニタ】 […]
たいへん良くわかりました
ありがとうございました
大変良く理解出来ました。スッキリしました。有難うございます。
フルハイビジョンが映像技術の中心だったころからもう10年経ってしまいましたね…
記憶の復習をしていたらたどり着きました。お邪魔します。
1080の中でもフレーム数の違いがあるので、iとpだけで単純に良し悪し分けていい物ではないのですが、今となっては大容量の保存も通信も充実したので単純にすべてフルに表示されるプログレッシブが選ばれる様になったかんじですね。
実はインターレースでも縞々じゃないフレームが混ざってたりするのですが、圧縮技術の話はさておきまして…
同じ映像のデータサイズで言えばおおよそこんな感じで、数字はフレーム数を指しています。
(30i)<(30p)≒(60i)<(60p)
グンマのヤマネコさんが記されている通りインターレースは交互に表示している為、単純に考えてインターレース2フレームでプログレッシブ1フレーム相当のデータ量になります。
何故こんなことをしたかというと、データを軽くしながら映像の違和感を取り除くためと言って良いでしょう。
同じ容量でカクカクしないのはフレーム数の多いインターレスです。
被写体が非常に早く移動するモータースポーツ等ではフレーム数が少なく表示更新頻度が荒いと車が飛び飛びで視聴者はげんなりする事でしょう。
極端ですが、30iと同じ容量制限がある中をプログレッシブで強行すると1秒間に15フレームしか入れられないので、サッカーならボールが消えます。
商品や放映で提供できたものではありませんね(笑)
他のサイトの記事でスポーツ観戦はプログレッシブを選ぶべきみたいなのを見かけました。
再生する事だけを考えれば正しいですが、なるべく容量を抑えて保存したいとか、そういった状況下ではプログレッシブ以外の選択肢あるかもですね。
当時はインターレース凄いやって思ってたんだけどなぁ 時代ですねー
返信遅くなり申し訳ありません。大変勉強になりました。ありがとうございます。